導入
こんにちは、スマート伊藤です。家電販売店で働く私のもとに、最近特に多く寄せられるのが「SwitchBot ハブ2とハブ3、どっちを買えばいいの?」という質問です。
確かに、両方ともSwitchBotのスマートリモコンですが、実際に使ってみると操作性や機能に大きな違いがあります。店頭でのデモンストレーションを通じて、多くのお客様の反応を見てきた私だからこそお伝えできる、リアルな違いがあるんです。
今回は、実際に両方を使った経験と、お客様からの率直な声をもとに、この2つの製品を詳しく比較していきます。
項目 | ハブ2 | ハブ3 |
---|---|---|
ディスプレイ | なし | IPSディスプレイ搭載 |
物理操作 | ボタン操作 | ダイヤル+ボタン操作 |
人感センサー | 非搭載 | 搭載 |
価格帯 | ¥11,280~¥31,980 | ¥12,800~¥16,980 |
本体サイズ | 80×70×23mm | 126×94×38mm |
SwitchBot ハブ2とハブ3の3つの決定的な違い
実際に店頭で両方をデモしていて感じる、最も大きな違いを3つご紹介します。
大型ディスプレイによる情報の見える化
ハブ3の最大の特徴は、大型IPSディスプレイが搭載されていることです。
私が店頭で実演すると、皆さん一番驚かれるのがこの画面表示です。室温・湿度・天気・CO2濃度・ドアロックの状態まで、一目でわかるんです。ハブ2はスマホアプリでしか確認できないので、この差は本当に大きいですね。
特に、朝の忙しい時間に「今日は傘が必要かな?」「室温はどうかな?」といった情報が、リビングや玄関でパッと確認できるのは想像以上に便利です。
お客様からは「まるでデジタル時計みたいで、家族みんなが使いやすい」という声をよく聞きます。
物理ダイヤル操作の直感性
ハブ3には「Dial Master」という物理ダイヤルが搭載されています。
これがまた、使ってみると本当に気持ちいいんです。エアコンの温度を1℃ずつ調整したり、照明の明るさを10%ずつ変えたり、まるで昔ながらのオーディオ機器を操作しているような感覚です。
ハブ2もボタン操作はできますが、やはり直感性では劣ります。特に高齢のお客様には、「これなら分かりやすい」と好評です。
夜中に音を立てずにエアコンの温度を微調整したいときなど、ダイヤル操作の良さを実感します。
人感センサーによる高度な自動化
ハブ3には人感センサーが搭載されていて、これが省エネと利便性の両方を大きく向上させます。
例えば、家族全員が外出したことを検知すると、エアコンや照明を自動でOFFにしてくれます。また、帰宅時には自動で快適な温度に調整してくれるんです。
ハブ2も温湿度・照度センサーで基本的な自動化はできますが、「人がいるかどうか」という情報は取得できません。この違いが、自動化の精度に大きく影響します。
センサー種類 | ハブ2 | ハブ3 |
---|---|---|
温湿度センサー | ○ | ○ |
照度センサー | ○ | ○ |
人感センサー | × | ○ |
ディスプレイ | × | ○ |
物理ダイヤル | × | ○ |
SwitchBot ハブ2のユーザー口コミ
実際に購入されたお客様や、ネット上でのユーザーレビューをまとめました。
悪い口コミ
・Wi-Fi接続が2.4GHz帯のみで、5GHz環境では設定に手間取った
・一部機能がベータ版のため、たまに不安定になることがある
この点について私からのフォロー:
2.4GHz帯のみの対応については、IoT機器の標準的な仕様なので、安定性は問題ありません。ベータ版機能も定期的なアップデートで改善されており、基本機能は非常に安定しています。
良い口コミ
・設定が簡単で、機械が苦手な私でもすぐに使えた
・温度センサーの自動化設定で電気代が明らかに下がった
・外出先からエアコンの状態が確認できて安心
・夜中のリモコン操作がスマホでできるのが地味に便利
・一台で4つの機能があってコストパフォーマンスが良い
・ペットの見守りに温湿度管理が役立っている
・Matter対応でApple Homeとの連携がスムーズ
SwitchBot ハブ3のユーザー口コミ
こちらも実際のユーザーの声をご紹介します。
悪い口コミ
・価格がハブ2より高めで、導入を迷った
・多機能すぎて、最初は設定方法が分かりにくかった
この点について私からのフォロー:
確かに価格はハブ2より高めですが、ディスプレイと人感センサーの価値を考えると妥当な価格設定です。設定の複雑さについても、基本的な使用であれば直感的に操作できるよう改良されています。
良い口コミ
・ダイヤル操作が楽しくて、家族みんなが使いたがる
・大型ディスプレイが見やすく、遠くからでも確認できる
・外出先からの操作が便利で、帰宅時には快適な温度になっている
・環境データの表示とアラート機能が健康管理に役立つ
・デザインが洗練されていて、リビングに置いても違和感がない
・人感センサーによる自動化で電気代が大幅に節約できた
・Fire TVのリモコンとしても使えて一石二鳥
・サポート体制がしっかりしているので安心して使える
【結論】私が考える最適な選び方
家電販売店で多くのお客様を見てきた経験から、私なりの結論をお伝えします。
私としては、予算に余裕があるなら断然ハブ3をおすすめします。
理由は大きく3つあります。
まず1つ目は、ディスプレイによる情報の見える化の価値です。
実際に店頭でデモをしていると、ディスプレイがあるかないかで、お客様の反応が全く違います。特に年配の方や、スマホ操作が苦手な方にとって、必要な情報がひと目で分かるというのは革命的なんです。
朝起きてすぐに今日の天気と室温をチェック、夜寝る前に全体的な環境を確認、といった使い方が自然にできるようになります。スマホを取り出してアプリを開く、という一手間がなくなるだけで、こんなにも使い勝手が変わるものかと驚きました。
2つ目は、物理ダイヤル操作の直感性と満足感です。
これは実際に触ってもらわないと伝わりにくいのですが、ダイヤルを回して温度や明るさを調整する感覚は、デジタル操作とは明らかに違う心地よさがあります。
お客様の中には「昔のオーディオ機器を思い出す」とおっしゃる方も多く、特に40代以上の方には懐かしさと新しさが同居した、独特の魅力を感じていただけているようです。子どもたちも「回すのが楽しい」と言って、積極的に家電操作に参加するようになったというご家庭もあります。
3つ目は、人感センサーによる省エネ効果の高さです。
これは数値で見ても明らかな違いがあります。実際にハブ3を導入されたお客様から「電気代が月に2000円ほど下がった」という報告を複数いただいています。
人がいない時の無駄な家電稼働を自動で防げるというのは、環境にも家計にも優しい機能です。特に共働きのご家庭や、日中不在がちな単身世帯では、この効果を強く実感していただけると思います。
ただし、「とりあえずスマートリモコンを試してみたい」「初期費用を抑えたい」という方には、ハブ2も十分な選択肢です。基本的なスマートホーム機能は充分に備わっていますし、Matter対応で将来の拡張性もあります。
最終的には、スマートホームに求めるレベルと予算のバランスで決めていただければと思いますが、長期的な満足度を考えると、ハブ3の方が後悔の少ない選択になると私は考えています。
まとめ
SwitchBot ハブ2とハブ3の違いについて、実際の使用経験とお客様の声を基に詳しく解説しました。
選び方のポイントをまとめると:
・ハブ3がおすすめの人:環境データの見える化を重視する、物理操作の直感性を求める、人感センサーによる高度な自動化を活用したい、家族全員で使いやすい製品を選びたい
・ハブ2がおすすめの人:初期費用を抑えたい、基本的なスマートリモコン機能があれば充分、コンパクトなサイズを重視する
・どちらも共通の良い点:Matter対応、豊富な赤外線データベース、安定した動作、充実したサポート体制
私個人の結論としては、ディスプレイと人感センサーの価値を考えると、ハブ3の方が長期的な満足度は高いと思います。ただし、用途と予算に応じて選んでいただければ、どちらも優秀なスマートリモコンですので、ぜひ検討してみてください。
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