導入
こんにちは、スマート伊藤です。家電販売店で日々お客様からご相談を受ける中で、最も多い質問の一つが「SwitchBot(スイッチボット) ハブ2とハブミニ、どちらを選べばいいの?」というものです。
確かに、この2つの製品は見た目も似ていて、機能の違いがパッと見ではわかりにくいんですよね。でも実際には、用途や予算によって明確に選ぶべき製品が変わってきます。
今回は、私が実際に両方使ってみた経験と、店舗でのお客様の声を基に、2つの製品の違いを詳しく解説していきます。
項目 | ハブ2 | ハブミニ(Matter対応) |
---|---|---|
価格帯 | ¥11,280~¥31,980 | ¥7,480~¥22,780 |
温湿度センサー | 内蔵 | 別売りケーブル |
照度センサー | 内蔵 | 非対応 |
エアコン状態同期 | 対応 | 非対応 |
本体サイズ | 80×70×23mm | 65×65×20mm |
ハブミニはMatter非対応のモデルもあります。
SwitchBot ハブ2とハブミニの3つの大きな違い
実際に両方を使ってみて分かった、決定的な違いを3つご紹介します。
センサー機能の充実度
ハブ2の最大の特徴は、温湿度センサーと照度センサーが最初から内蔵されていることです。
私の自宅でも使っていますが、これが本当に便利なんですよ。室温が28度を超えたら自動でエアコンをON、湿度が60%を下回ったら加湿器を起動、といった自動化が簡単に設定できます。
一方、ハブミニは本体にセンサーが付いていないので、温湿度を測りたい場合は別途センサーケーブルを購入する必要があります。照度センサーは非対応なので、明るさに応じた自動化はできません。
お客様によく説明するのは、「ハブ2は環境に応じて家電を自動制御したい人向け、ハブミニは単純に赤外線リモコンをスマホ化したい人向け」ということです。
エアコンの状態同期機能
これはハブ2だけの独自機能なんですが、外出先からエアコンの現在の状態(ON/OFF、設定温度など)を確認できます。
実際に店舗でデモをお見せすると、皆さん驚かれます。「あれ、エアコン消したっけ?」という不安が、スマホで確認できるので解消されるんです。
ハブミニでもエアコンをスマホで操作はできますが、現在の状態は分からないので、「もしかして付けっぱなし?」という心配は残ります。
価格とコストパフォーマンス
ハブミニは¥7,480~と手頃な価格(Matter非対応ならさらに安価)で、スマートホーム入門には最適です。
ハブ2は¥11,280~とやや高めですが、センサー機能を考えると、実はコスパは悪くないんです。別々に温湿度計や照度センサーを買うことを考えれば、むしろお得とも言えます。
機能 | ハブ2 | ハブミニ |
---|---|---|
赤外線リモコン機能 | ○ | ○ |
温湿度センサー | ○(内蔵) | △(別売り) |
照度センサー | ○ | × |
Matter対応 | ○ | ○ |
エアコン状態同期 | ○ | × |
コンパクトさ | △ | ○ |
SwitchBot ハブ2のユーザー口コミ
実際に使っているお客様の声をまとめてみました。
悪い口コミ
・Wi-Fi接続が2.4GHz帯のみなので、5GHz環境では設定に手間取った
・一部の機能がまだベータ版で、たまに不安定になることがある
この点について私からのフォロー:
確かに2.4GHz帯のみの対応は、Wi-Fi環境によっては不便かもしれません。ただ、IoT機器の多くは2.4GHz帯を使用しているので、安定性の面では問題ありません。ベータ版機能についても、アップデートで改善されているのが現状です。
良い口コミ
・設定が簡単で、機械音痴の私でもすぐに使えた
・温度センサーで自動化設定したら、電気代が下がった
・外出先からエアコンの状態が確認できて安心
・夜中にスマホでエアコン操作できるのが地味に便利
・一台で4つの機能(リモコン・センサー・ボタン・ハブ)があってお得感がある
・ペットの見守りに温湿度管理が役立っている
SwitchBot ハブミニのユーザー口コミ
こちらも実際のユーザーの声をご紹介します。
悪い口コミ
・本体だけだと温湿度が測れないので、結局別売りケーブルを買った
・Wi-Fi環境が不安定だと、たまに接続が切れる
この点について私からのフォロー:
温湿度測定が必要な場合は、最初からハブ2を選ぶ方が結果的にお得になります。Wi-Fi接続については、ルーターの近くに設置することで安定します。
良い口コミ
・コスパが非常に良い、高額なWi-Fi対応エアコンを買わずに済んだ
・小型で場所を取らない、どこにでも置ける
・Matter対応でApple HomeやGoogle Homeとの連携が簡単
・ペットの留守番時、エアコンを遠隔操作できて安心
・設置が簡単で、説明書を読まなくても使えた
・スマートホーム入門には最適な価格と機能
・タイマー設定で毎日のルーティンが自動化できた
【結論】私が考える最適な選び方
家電販売店で多くのお客様を見てきた経験から、私のおすすめをお伝えします。
私としては、予算に余裕があるなら断然ハブ2をおすすめします。
理由は3つあります。
1つ目は、センサー機能の価値の高さです。
実際に使ってみると分かるのですが、温湿度と照度センサーがあることで、本当の意味での「スマートホーム」が実現できます。単にリモコンをスマホ化するだけでなく、環境に応じて自動で家電をコントロールできる。これがスマートホームの真髄だと私は思います。
お客様の中には「センサーなんて使わないかも」とおっしゃる方もいますが、使ってみると手放せなくなる方がほとんどです。特に、夏場のエアコン自動制御や、冬場の加湿器連動は、一度体験すると従来の手動操作には戻れません。
2つ目は、エアコンの状態同期機能です。
これは本当に安心感が違います。外出先で「エアコン消したっけ?」と不安になることがなくなります。特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、この機能の価値は計り知れません。実際に店舗でも、この機能を知ったお客様はほぼ100%ハブ2を選ばれます。
3つ目は、長期的なコストパフォーマンスです。
確かに初期費用はハブミニより高いですが、別途センサーを購入することを考えると、結果的にハブ2の方がお得になるケースが多いんです。
ただし、「とりあえずエアコンとテレビをスマホで操作したい」「予算を抑えたい」という方には、ハブミニも十分な選択肢です。Matter対応モデルなら将来性もありますし、スマートホーム入門機としては申し分ありません。
私の個人的な意見としては、多少予算を上乗せしてでもハブ2を選ぶべきだと思います。センサー機能による自動化の便利さは、一度体験すると手放せなくなります。家電販売店で働く私だからこそ言えるのですが、「安い方を買って後悔するより、最初から高機能な方を選んだ方が結果的に満足度が高い」というのが、多くのお客様を見てきた実感です。
まとめ
SwitchBot ハブ2とハブミニの違いについて、実際の使用経験とお客様の声を基に詳しく解説しました。
選び方のポイントをまとめると:
・ハブ2がおすすめの人:環境センサーによる自動化を活用したい、エアコンの状態を外出先で確認したい、本格的なスマートホームを構築したい
・ハブミニがおすすめの人:とりあえず赤外線家電をスマホ操作したい、初期費用を抑えたい、コンパクトなサイズを重視する
・どちらも共通している良い点:Matter対応(ハブミニはMatter非対応モデルもあります)、設置簡単、安定した赤外線通信、充実したサポート体制
私個人としては、長期的な満足度を考えるとハブ2をおすすめしますが、用途と予算に応じて選んでいただければと思います。どちらを選んでも、スマートホームの入り口としては十分な性能を持っていますので、ぜひ検討してみてください。
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