導入
こんにちは、スマート伊藤です。家電販売店で日々お客様にスマートウォッチをご案内していますが、2025年6月に発売されたHUAWEI WATCH FIT 4とFIT 4 Proについて「違いは何ですか?」という質問を本当によくいただきます。
価格差は約13,000円。この差をどう考えるか、それが購入の決め手になりますよね。私自身、両方のモデルを実際に使い込み、お客様からの口コミも数多く聞いてきました。結論から言うと、この2つのモデルは明確に「ターゲット層」が違います。
今回は、家電のプロとして、FIT 4とFIT 4 Proの3つの決定的な違いを徹底レビューし、実際のユーザー口コミから分かった真実をお伝えします。あなたに本当に合うのはどちらなのか、この記事を読めば必ず答えが見つかります。
まずは、両モデルの基本スペックと主な違いを表で確認しましょう。
| 項目 | WATCH FIT 4 | WATCH FIT 4 Pro |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 23,980円~25,080円 | 37,180円~39,380円 |
| ガラス・ベゼル素材 | 強化ガラス+アルミベゼル | サファイアガラス+チタンベゼル |
| 最大輝度 | 2000nit | 3000nit |
| 重量 | 27g | 30.4g |
| 心電図(ECG) | 非対応 | 対応(医療機器認証済み) |
| ゴルフ機能 | 非対応 | 対応(国内2400超コース) |
| ダイビング機能 | 非対応 | 対応(40m潜水可能) |
| バッテリー持続 | 最大10日間 | 最大10日間 |
HUAWEI WATCH FIT 4とFIT 4 Proの違いを徹底レビュー
違い1:心電図(ECG)機能の有無が最大の分岐点
私が店頭でお客様に説明する際、最も重要視していただきたいのがこの「心電図機能」です。FIT 4 Proには厚生労働省の認可を受けた医療機器認証済みのECG機能が搭載されています。これは、不整脈の早期発見や心臓の健康状態を日常的にチェックできる非常に重要な機能です。
一方、FIT 4にはこの機能が搭載されていません。「心電図なんて必要ない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、40代以上の方や、家族に心臓疾患の履歴がある方、健康管理を真剣に考えている方にとっては、この機能だけで13,000円の価格差を埋める価値があると私は断言します。
実際、他社で心電図機能付きのスマートウォッチを探すと、Apple Watch Series 10(約13万円)やGarmin Venu 3(約8万円)など、軒並み高額です。4万円以下で医療レベルの心電図機能を手に入れられるのは、FIT 4 Proの圧倒的なアドバンテージです。
違い2:ゴルフ・ダイビング機能は趣味次第で価値が決まる
FIT 4 Proには、国内2400超のゴルフ場に対応したゴルフナビ機能と、40mまでの潜水に対応したダイビング機能が搭載されています。これらの機能は、該当する趣味を持つ方にとっては専用機器を購入する必要がなくなるため、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
例えば、ゴルフ用GPSナビは安くても2万円前後、ダイビングコンピューターは3万円以上します。これらを別途購入する必要がなくなることを考えると、趣味を持つ方にとってはFIT 4 Proが圧倒的にお得です。
一方で、ゴルフもダイビングもしない、登山やトレランが中心という方の場合、FIT 4でも気圧計やGPS機能が充実しているため、十分に対応できます。つまり、この違いは「あなたの趣味」によって価値が大きく変わるポイントです。
| 機能 | FIT 4 | FIT 4 Pro |
|---|---|---|
| 登山・ハイキング | ◎(気圧計・GPS・オフラインマップ対応) | ◎(同左) |
| ゴルフ | ×(非対応) | ◎(国内2400超コース対応) |
| ダイビング | ×(5ATM防水のみ) | ◎(40m潜水対応) |
| ランニング・ジョギング | ◎(高精度GPS搭載) | ◎(同左) |
違い3:素材と質感は長期使用での満足度を左右する
FIT 4は強化ガラス+アルミニウムベゼル、FIT 4 Proはサファイアガラス+チタンベゼルと、素材に明確な違いがあります。これは単なる見た目の問題ではなく、「耐久性」と「ビジネスシーンでの使いやすさ」に直結します。
サファイアガラスは、モース硬度9という非常に高い硬度を持ち、日常生活での傷がほとんどつきません。私自身、FIT 4 Proを3ヶ月使用していますが、まだ目立った傷は一切ありません。一方、強化ガラスは価格相応の耐久性で、長期使用では細かい傷が目立つ可能性があります。
また、チタンベゼルは軽量でありながら強度が高く、アレルギー反応も起こしにくい素材です。ビジネスシーンでスーツに合わせる際も、Proの方が高級感があり、違和感なく使えます。「スマートウォッチを3年以上使い続けたい」「ビジネスでも使いたい」という方には、Proの素材が大きなメリットになります。
画面輝度についても、FIT 4の2000nitでも十分明るいのですが(一般的なスマホの輝度は1000から1500nitです)、真夏の炎天下や海辺などでは、Proの3000nitが圧倒的に見やすいです。アウトドアでの使用頻度が高い方は、この差を実感できるでしょう。
HUAWEI WATCH FIT 4についてのユーザーの口コミ
実際に購入したユーザーの声を集めました。まずは気になる悪い口コミから正直にお伝えします。
悪い口コミ
・「iPhoneとの互換性に制限があり、一部機能が使えない。Androidユーザーならもっと快適に使えそう」
・「日本ではNFC決済(Suica等)に対応していないため、Apple Watchのように改札をタッチ通過できない」
フォロー:
確かに、iPhoneユーザーの場合、心電図機能やメッセージ返信機能に制限があります。ただし、通知の確認、健康管理、運動記録といった基本機能は問題なく使えます。また、NFC決済については、日本市場での対応が今後期待されていますが、現時点ではスマホを取り出す必要があります。これらの点を理解した上で購入すれば、後悔することはないでしょう。私としては、これらのデメリットを差し引いても、2万円台でこの機能は十分すぎるほどお得だと考えています。
良い口コミ
・「バッテリーが本当に1週間以上持つ。Apple Watchは毎日充電が必要だったので、ストレスから解放された」
・「27gという軽さで、寝ている時も全く気にならない。睡眠トラッキングがしっかりできて満足」
・「GPS精度が高く、ランニングのルート記録が正確。ヤマップと連携して登山でも大活躍」
・「画面が明るくて屋外でも見やすい。2000nitは伊達じゃない」
・「ワイヤレス充電が便利。置くだけで充電できるのは本当に楽」
・「オフラインマップが登山で役立つ。スマホの電波が届かない場所でも安心」
・「価格が2万円台なのに、機能が充実しすぎている。コスパ最強」
・「デザインがシンプルで、カジュアルにもフォーマルにも合わせやすい」
HUAWEI WATCH FIT 4 Proについてのユーザーの口コミ
続いて、FIT 4 Proのユーザー口コミです。上位モデルならではの評価が集まっています。
悪い口コミ
・「iPhoneとの連携で、通知の挙動に違和感があることがある。アプリとの接続が切れることもあった」
・「音声アシスタント機能がないため、Apple WatchのSiriのようにタイマーを声でセットできない」
フォロー:
iPhone連携については、FIT 4と同様の課題があります。ただし、Android端末との組み合わせでは非常に快適に動作します。音声アシスタントについては、確かにSiriやGoogleアシスタントのような機能はありませんが、画面タッチでの操作は非常にスムーズです。タイマーやアラームの設定も数秒で完了するため、実用上の不便さはそれほど感じないでしょう。むしろ、心電図やゴルフ機能など、他社製品では高額なモデルにしか搭載されていない機能が4万円以下で使えることの方が、大きなメリットだと私は考えています。
良い口コミ
・「心電図機能がこの価格で使えるのは驚き。健康管理に真剣に取り組めるようになった」
・「サファイアガラスのおかげで、3ヶ月使っても傷一つない。長く使えそう」
・「ゴルフナビ機能が充実していて、専用機器が不要になった。コスパが素晴らしい」
・「3000nitの輝度は真夏の炎天下でも見やすく、アウトドアで大活躍」
・「デザインが高級感があり、ビジネスシーンでも違和感なく使える」
・「チタンベゼルが軽量で、長時間つけていても疲れない」
・「ダイビング機能が40m対応で、趣味のダイビングに最適」
・「Apple Watch Ultraに似たデザインだが、価格は1/3以下。大満足」
・「バッテリーが10日間持つので、週末の登山でも充電の心配がない」
結論:家電のプロとして、私はこう考える
ここまで、HUAWEI WATCH FIT 4とFIT 4 Proの違いを徹底的にレビューしてきました。そして、家電販売店スタッフとして、また一人のスマートウォッチユーザーとして、私の正直な意見をお伝えします。
私は、FIT 4 Proを強く推奨します。
理由は明確です。約13,000円の価格差(実売では1万円程度)は、決して小さくありません。しかし、この差額で得られるものは、単なる「追加機能」ではなく、「長期的な満足度」と「健康管理の質」です。
心電図機能は、40代以上の方にとって、本当に価値があります。私自身、40代になってから健康への意識が大きく変わりました。不整脈の早期発見や、日々の心臓の状態を把握できることは、単なる「安心感」を超えて、実際の健康維持に直結します。他社製品で心電図機能を求めると8万円以上かかることを考えれば、4万円以下で手に入るFIT 4 Proは驚異的なコスパです。
また、サファイアガラスとチタンベゼルの耐久性は、3年、5年と長く使い続けることを考えると、非常に重要です。FIT 4でも十分な性能ですが、1年後、2年後に画面の傷が目立ってくると、やはり気になるものです。「長く使える良いものを選ぶ」という視点では、Proの方が圧倒的に有利です。
さらに、ゴルフやダイビングといった趣味を持つ方にとっては、専用機器が不要になるため、実質的な価格差はさらに小さくなります。ゴルフ用GPSナビやダイビングコンピューターを別途購入する必要がなくなることを考えると、むしろProの方がトータルコストは安くなる可能性すらあります。
ただし、全ての人にProが最適というわけではありません。以下のような方には、FIT 4で十分だと考えています。
・初めてスマートウォッチを購入する方で、まずは手頃な価格で試してみたい
・ゴルフやダイビングをせず、登山やランニングが中心の方
・心電図機能に特別な関心がない20代~30代の方
・予算を2万円台に抑えたい方
これらに当てはまる方は、FIT 4でも十分に満足できるでしょう。気圧計、高精度GPS、オフラインマップ、最大10日間のバッテリーなど、2万円台とは思えない充実した機能が揃っています。
私としての最終的な結論は、「予算が許すなら、FIT 4 Proを選ぶべき」です。長期的な視点で見た時、13,000円の差額は決して高くありません。むしろ、後から「Proにしておけばよかった」と後悔する可能性を考えると、最初から上位モデルを選ぶ方が賢明だと、家電のプロとして断言します。
実際、店頭でも「最初はFIT 4を考えていたけど、説明を聞いてProに変更しました」というお客様が非常に多いです。そして、後日来店された際に「Proにして本当によかった」と喜びの声をいただくことが多いのです。
あなたの健康と、長く使える満足度を考えて、ぜひ一度、FIT 4 Proを手に取ってみてください。私は自信を持ってお勧めします。
まとめ
HUAWEI WATCH FIT 4とFIT 4 Proの違いを徹底的にレビューしてきました。最後に、重要なポイントを簡潔にまとめます。
両モデルの決定的な3つの違いは以下の通りです。
・心電図(ECG)機能: Proのみ搭載。40代以上の方や健康管理を重視する方には必須レベルの機能。4万円以下で医療レベルの心電図機能を手に入れられるのは、業界最安値クラス。
・専門的なアウトドア機能: Proはゴルフ(国内2400超コース対応)とダイビング(40m潜水対応)に対応。該当する趣味を持つ方には、専用機器が不要になるため実質的なコスパは非常に高い。
・素材と耐久性: Proはサファイアガラス+チタンベゼルで、長期使用でも傷がつきにくい。ビジネスシーンでも使える高級感と、3000nitの圧倒的な画面輝度が魅力。
家電のプロとしての私の結論は、「予算が許すならFIT 4 Proを選ぶべき」です。 約13,000円の価格差は、長期的な満足度と健康管理の質を考えると、決して高くありません。一方、初めてのスマートウォッチで手頃な価格から試したい方や、ゴルフ・ダイビングをしない方には、FIT 4でも十分に満足できる性能です。
あなたのライフスタイルと予算に合わせて、最適な一台を選んでください。どちらを選んでも、2万円台~4万円台でこれだけの機能が手に入るのは、本当に素晴らしい時代だと感じています。




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